子どもの矯正
子どもの矯正治療は
「開始のタイミング」と
「メリハリ」
子どもの矯正治療は「開始のタイミング」と「メリハリ」がとっても大事。
いたずらに治療期間が長くなってしまわないように、タイミングよく介入して、一度治療がはじまったらメリハリをつけて治療をしていきます。
場合によっては、大人の歯が生えそろうまで経過を見守るケースもありますので、まずは一度矯正歯科医にご相談ください。
※お子さまの矯正開始のタイミングは一般的に8〜10歳ころといわれています。
それ以前のご年齢で気になる場合、まずはLINEでお問い合わせください。
子どもの矯正
治療の流れ
お子様の負担にならないように
成長に合わせて
子どもの矯正治療でも、「診断」までの流れは大人と同じです。
ただし治療に用いる装置は、最初から子どもにとってあまり負担にならないように、取り外し可能なものや、夜寝るときだけ装着するもの
を中心に、一人ひとりに合った装置を選択します。
具体的には、あごの骨の成長をコントロールしたり、大人の歯が正常に生えてくるように誘導する治療になります。
来院間隔は子どもの場合、基本的には約1~3ヶ月に一度で、定期観察をすることもあります。
定期観察
子どもの矯正治療期間は時として長期に渡ります。
大切なことは治療にメリハリをつけて、必要な処置を必要なタイミングで行うこと。
3~6ヶ月ごとに定期観察をする期間を設けることもあります。
子どもの矯正
治療の開始時期
必要な治療を、必要な部位に、
必要なタイミングで
子どもの矯正治療では、成長発育を利用して、あごの骨の成長をコントロールしたり、大人の歯が正常に生えてくるように誘導してあげます。
来院間隔は1~3ヶ月に1回程度です。
治療を開始する時期によっては治療期間が長期にわたるため、3~6ヶ月ごとの定期観察を行うこともあります。
あごの骨が成長する時期などは決まっています。
必要な治療を必要な部位に必要なタイミングで行うことが早期治療では大切です。
お子さまにとって負担のない、メリハリのある治療を当クリニックでは心がけています。
子どもの矯正
治療に用いる装置
取り外し可能な装置を中心に
子どもの矯正治療では、主に取り外し可能な装置を用います。
夜間就寝時のみのものから、症例に応じてさまざまな種類があります。
拡大装置
拡大装置には取り外し可能なものと、取り外しのできないものとがありますが、子どもの矯正治療では取り外しのできるものを用いることが多いです。
主にあごの骨の側方への成長を促進し、歯の大きさとあごの骨の大きさの不調和を改善、すべての歯があごの骨に収まり、並びきるよう作用します。
歯列矯正用咬合誘導装置
(バイオネーター)
早期の出っ歯さんの治療に用いる、こちらも取り外し可能な装置です。
外でつけている必要はなく、ご自宅で10時間程度(就寝時含む)装着していただきます。
歯列矯正用咬合誘導装置(バイオネーター)だけで治療が完了することも稀にあります。
歯列矯正用咬合誘導装置
(プレオルソ)
早期(3歳〜10歳くらい)の受け口の治療に用い、夜間就寝時にのみ用いるマウスピース型矯正装置です。
治療期間は2年以内(6ヶ月〜18ヶ月)ですむ場合も多く、歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)だけで歯並びが治ってしまうお子さんも一部いらっしゃいます。
受け口の場合は早期治療をはじめたほうがよいケースも多いので、お早めにご相談にいらしてください。
歯列矯正用咬合誘導装置(プレオルソ)の医療機器製造販売認証番号:225ADBZX00053000
子どもの矯正のメリット
将来の抜歯の可能性を軽減
早期治療の大きなメリットのひとつは、将来的な抜歯の可能性を軽減できることです。
おとなの矯正治療では、おさまりきらない歯並びを治すために、やむなく抜歯を行って治療をすることがあります。
しかし、子どもの矯正治療では成長発育を利用することができるため、おとななら抜歯となるようなケースも非抜歯の可能性が上がります。
正しい嚥下(えんげ)や発音など、正常な口腔機能の獲得
早期治療では歯並びをよくするだけではなく、それに伴った正しい口腔機能を得ることも目標にします。
正しい嚥下(えんげ)や発音など正常な口腔機能の獲得、指しゃぶりや舌突出癖など悪習癖の除去は、大人になってからだとなかなか治りませんし、治療後の歯並びの後戻りの原因にもなります。
正しい機能がともなってこそ、正しい歯並びといえるのです。
むし歯の予防、正しい歯みがきの仕方など、口腔衛生管理の習得
定期的に来院していただく矯正治療の特性をいかして、当クリニックではお子さんのプラークコントロールを徹底します。
自分で自分の口腔内の管理ができるようになる、これも当クリニックの考える治療目標の一つです。
加えて、正しいキレイな歯並びになるということは、歯みがきもしやすくなりますし、自浄性も向上し、むし歯の予防にもつながります。
おとなの矯正治療がシンプルになり、場合によっては不要に
子どものうちから矯正治療をすることは、おとなの歯並びをより正常な噛み合わせに近づけることにつながります。
子どもの矯正治療からおとなの矯正治療に移行する場合、よりシンプルな治療になり治療期間の短縮の可能性が高まります。
場合によっては、子どもの矯正治療だけですむこともあります。
矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。
マウスピース型矯正装置による矯正治療について
【治療内容】透明なマウスピースを7〜10日ごとに交換しながら歯を動かしていきます。
【一般的な治療費(自費)】715,000円(税込)、別途 検査診断料 38,500円(税込)
【治療期間・治療回数】治療期間:約18〜30ヶ月 通院回数:4〜20回
【主なリスク・副作用】
・ぴったりフィットしたマウスピースを長時間装着しているため、マウスピースを清潔にし、装着前後にしっかり歯みがきをしないと、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
・マウスピース装着中に、ストレスや圧迫感、疼痛などを感じる場合があります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。
・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。
《未承認医療機器を用いた治療について》
・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、完成物薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。尚、インビザラインの材料は、日本の薬事認証を得ています。
・米国アライン・テクノロジー社の製品の商標であり、インビザライン・ジャパン社から入手しています。
・日本国内においては、同様の医療機器が薬事認証を得ています。
・1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証済み。製造場所はISO 13485:2003(医療機器の品質保証のための国際標準規格)認証を取得。
マルチブラケット装置による矯正治療について
【治療内容】歯の表面のブラケットに通したワイヤーを少しずつ調節して歯を動かしていきます。
【一般的な治療費(自費)】880,000円(税込)、別途 検査診断料 38,500円(税込)
【治療期間・治療回数】治療期間:約24〜30ヶ月 通院回数:24〜30回
【主なリスク・副作用】
・装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。
・初めて装置をつけた時やワイヤー調節後は、疼痛や不快感を感じることがあります。
・歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。
・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。
子どもの矯正について
【治療内容】取り外し可能な装置を中心に、個々に適した装置を使用して、あごの骨の成長をコントロールしたり、永久歯が正常に生えるよう誘導していきます。
【一般的な治療費(自費)】495,000円(税込)、別途 検査診断料 38,500円(税込)
【治療期間・治療回数】治療期間:約24〜48ヶ月 通院回数:24〜48回
【主なリスク・副作用】
・お子様や保護者の方の協力が得られないと、計画通りに治療が進まない場合があります。
・装置を清潔にして、装着前後にしっかり歯みがきをしないと、むし歯のリスクが高まります。
・装着中に、ストレスや圧迫感、疼痛などを感じる場合があります。
・リテーナー(保定装置)を適切に使用しないと後戻りすることがあります。